ご挨拶
みたて農園は立見茂が2003年から主宰する、滋賀県湖北地域(琵琶湖の北部・長浜市)の農園です。16haの農地で米・麦・大豆を栽培しています。
滋賀県は山に囲まれ、その真ん中に琵琶湖があります。山にたくわえられた水は琵琶湖へ、さらにそこから大阪湾へと流れ着き、淀川水系の最も上流となっています。
この淀川水系の水源が湖北にあります。豊かな水の恵みをいただき、みたて農園は農薬・化学肥料の使用を最小限におさえた農業を実践中。
安全であること、そしておいしいことを大切にしたお米をお届けします。
みたて農園が目指すもの
みたて農園の「みたて」とは、名前の「たてみ」をもじったものなのですが、
みたて農園が目指すのは、その名が現すとおり、
湖北の地で育まれたモノ・コト・ヒトをご提案する「見立て」をすること。
湖北の豊かな地のおもてなしのこころを、お見立てしたい想いを込めています。
農園のマークは、みたて農園の理念「お米のひとまわり」を表現したものです。湖北は琵琶湖の北側に位置しており、関西圏の中でも自然がとりわけ豊かな地域。マークには湖北を囲む山々、そこから流れる水、実り多い水田と、お米を創り上げる要素が描かれています。これらすべてがみたて農園のお米を育んでいるのです。豊富で美しい水がいろいろな営みに連鎖しているさまが表されています。
また、みたて農園では農作業体験と共に地域の自然散策や季節事の恵みを体験して欲しいという想いからワークショップなどを行なっています。これは湖北の青年農業者たちによるグループ「konefa ~湖北ニューファーマーズ~(コネファ)」の活動に共通するものです。
時代の変化とともに、コミュニティのあり方も変化しています。多様な価値観が存在するのが当たり前となった現代においても、「食べる」、「暮らす」という行為は永遠に共有できる価値観。だから、土地とそこから生まれてくるものが重要なのだとみたて農園は考えています。
山・水・湖、地域の恵みと背景
みたて農園があるのは、長浜市高月町馬上(まけ)という地域です。
この一帯にまつわる昔話(※)にちなんで、生産したお米を「てんおう米」、「百日米」と名付けました。古より、清らかな水にめぐまれてきたこの地で作るお米だからこそ、より安心で安全であることを目指します。
(※)「高月町の昔話」
徳川時代、ある人の息子が原因不明の病気にかかりました。両親が医者に見せたり、看病をしますがどんどん悪くなるばかり。ある夜、看病疲れでうとうとした母親が「高月町の馬上(まけ)に湧き出ている清水を百日飲ませなさい」というお告げを聞いたのです。両親はすぐお告げの場所を探し、息子に清水を飲ませ続けました。そして百日目....。目の前に仙人が現れ、「よくぞ百日続けた。神様の御利益あり」と言い残すと消えていきました。すると不思議なことにあれほど重かった息子の病気が日に日によくなったということです。その湧き出る場所を「テンオー」といいましたが、日本の天皇様の名を借りて「天皇の水」と名付けたということです。
高月町という地名は、かつて槻(ケヤキの古名)の巨木があることにちなみ「高槻」と表され、さらに大江匡房(平安後期の歌人)が月見の名所として和歌を詠んだことから「槻」の字を改めて「高月」とされました。
また、馬上はもともと走落村と称しましたが、宇多天皇に名馬を献上し、馬上の宸筆額を賜ったことにより、これを村名にしたと伝えられています。